導入には見極めが肝心!?デジタルマーケティング!

デジタルマーケティングとはSEO対策、コンテンツマーケティングなど、現代に欠かせないネットマーケティングを包括した単語である。

内包される意味合いは、ネットにあげる動画、アプリ、SNS、メールメッセージ、メルマガなどが含まれており、Webマーケティング、コンテンツマーケティングと呼ばれる単語よりも広義である。

しかし、安価で簡単に始める事ができるデジタルマーケティングは、結局の所、資金を潤沢に持っている大企業の一人勝ちといった様相を呈しており、今後もその流れは続いてしまう事だろう。

今回はデジタルマーケティングの持つ意味合い、期待される効果、メリット、デメリットなど、混迷を極めるネットにおけるデジタルマーケティングについて確認していく。

 

デジタルマーケティングとは?

前述の通り、デジタルマーケティングとは広義において、ネットにおけるマーケティングの全てを表す単語といえるだろう。

例えば企業Webサイト、投稿動画、メールメッセージ、メルマガ、これらが情報の発信を担うマーケティング活動だとすれば、Web pay, e-bay,クレジットカード、ビットコインといったWebで商品の紹介~購入まで完結する事ができる、コンバージョン(購買・契約・目標)マーケティングもその一つだ。

あるいはそれらの統計を取り、より良い施策でもって、更なる顧客の収集と売上の向上を図る事がアナリティクスマーケティング。またはサイトの流入を促す施策だけでなくて、サイトのデザインや商品の見せ方を工夫することでコンバージョン率を向上するデザインマーケティング。

そして忘れてはならなのがSNSマーケティングだ。昨今は今の知人も昔の知人も分け隔てなく、一括して、リアルタイムにつながることが出来る。この横のラインを使って情報の拡散をしてもらったり、潜在顧客へアプローチする事もデジタルマーケティングに内包されている。

これだけ多くのサービスやマーケティング手法が出てきた背景には、やはりネット社会が広がり、個人個人がパソコンやスマホ、タブレット、電子書籍を所有し、さらに「簡単に使える」環境が整っている事が挙げられるだろう。

それによって、老若男女問わず、誰でもネットの世界に足を踏み入れて自分の知りたい情報を得て、趣味と生活を充実させることが出来るようになった。

また企業側の視点に立てば、わざわざ高いお金を払って広告を出すのだから、より人目に触れて、より多くの人に読んでもらえる広告を出したい。という心理は当たり前のものである。

町中にある看板に何十万円のお金を出すよりも、テレビCMに何百万のお金を出すよりも、わずか一万円から始められて費用対効果の高い広告にお金を出したいのは当たり前だ。

その為、昨今では安価で、現代日本に合った広告媒体としてこのデジタルマーケティングを活用する企業が増えている。というわけだ。

 

デジタルマーケティングに期待できる効果

出典:www.flickr.com

出典:www.flickr.com

さてデジタルマーケティングとはなにか、そして生まれた背景や、ニーズについて確認してきた。では具体的に言って、デジタルマーケティングに期待される効果とは何かを見ていこう。

デジタルマーケティングの素晴らしい点は何を隠そう、先ほども登場している「費用対効果の高さ」だろう。少ない金額でも大きな広告効果を得ることができる。

冒頭では、結局の所、大手の潤沢な資金がものを言う。という結論を先に出してしまっているが、それはここで論議されている事の一部でしかない。

確かに大企業が出す大きな資金はデザイン、機能、そしてリスティング広告とも呼ばれる「クリック数に応じて課金される広告」に使用できる金額が中小企業とは大きく異なっていて、中小企業が出せる金額で100回広告が出るのと、大手が出す金額で10.000回広告が出るのであれば当然、大手の方に顧客は取られてしまう。

しかし、デジタルマーケティングは広告を山ほど出せば、必ず効果を挙げるというわけでもない。これにはいかに「消費者」と「その他」の人を巻き込んでいくことが出来るか?という観点が大切なのだ。

つまりいかに上手に「拡散」してもらえるか。という事だ。更にもう一つ言えば、昨今の消費者は「大手嫌い」とも言える風潮を持っている。

「大手嫌い」とは、その昔、商品の購入やサービスを受ける場合は「大手こそ安心」という国民意識があったはずだ。それは大手だったら信用できる。大手なら間違いはないだろう。という感覚だ。

しかし、現代ではその牙城は崩れ去った。その理由として挙げられるのが情報が多くなり、大手の大手らしさ。つまり「横柄」であったり「自分の身近に感じない」といった事が顕著になってきたことがあるだろう。

従業員を5千人以上も抱えていれば、その社員一人一人を良く見ることは不可能であるし、言論の統制ができないほどに、今は一人の人間がSNSやブログを通して持つ情報発信力が凄まじいものになっている。

そうなってくれば「不祥事」「情報の流出」粉飾決済などの「不正」が一度、明るみに出てしまえば瞬く間に拡散され、自社にとって不利な情報であるほど、面白がって拡散されてしまう傾向がある。

さらに、昔であれば「なぜ大手から買うのか?」という質問に「安心だから」と答えていたものも、今では「経費の大きい、大手だからこそ高い」「対応が悪い」といった風にも捉えられかねない。

なぜなら、それ以上に中小企業のサービスがいいのだ。もちろん、顧客自体の数が少なければ一人一人に真摯に対応する事が出来るし、顧客に近ければ近いほど、「自分の顧客である」という感覚が強くなる。そして、「わざわざ自社で買ってくれる」という、感謝を持って接する事も出来る。

一方で安心・安全面においても、過去からある「しがらみ」や「習慣」をなくす事が出来ない大手企業に色々な「ボロ」が出てきた事から、むしろ、自分達の近くで真摯に対応してくれる、自分だけのために頑張ってくれる「中小企業」こそ、信頼できる。という感覚さえあるかもしれない。

また、次の項目「拡散」についても同様の事がいえる。拡散が持つ強みというのはただ、広告の閲覧回数が増える。というものではない「広告+信頼・興味」を「拡散」するから強いのだ。

いまではこのような記事で紹介しても多くの方がご存知であろうほどに市民権を得た「facebook」を引き合いに出してみよう。

企業のサイトに10,000件の「いいね」があれば、それはすでに大きな信頼の証だといえる。しかも自分の友人○○さんが「いいね」をしていればどのように感じるだろうか?

「○○がいいね。をするという事はこのサイトを見ているんだろうな」「○○はなんでこのサイトを見るのだろうか?」「○○はこのサイトの何をみているんだろうか?」という興味を持つのは当たり前だし、その○○という人が取引先や常に一緒に居る飲み友達であったりすれば「共通の話題」を得る事が出来る。

あるいは、その彼・彼女について非常にいい印象を持っている場合「おしゃれ」「頭がいい」「営業成績がいい」「異性にモテる」などの印象があれば彼と同じものを買ってみよう。もしくは彼が買うならこの商品は信用できる。などといった広告+αの効果が期待できる。

 

デジタルマーケティングのメリット・デメリット

先にデジタルマーケティングのメリットは「費用対効果」である。という大きな論点について話してしまったが、他にもたくさんのメリットがある。

例えば「蓄積型」の情報発信ということもメリットの一つだ。これがどういう事かといえば、「作ったものが消えない」のだ。

Aという商品について、街頭の看板にでかでかと広告を出したとしよう。もちろん、看板を作る費用、デザインする費用、看板を借りる費用、そしてそれに付随する人件費や時間といった直接は目に映らない費用もある。

しかし、自社が持っている広告塔で無い限り、その看板はいつか外さなくてはいけないのだ。もしくは例え自社が持っている広告塔であっても雨や風による看板の「劣化」は防ぎようがない。そうなれば外すか、新しい広告を作る必要が出てくる。

いずれにしてもその、何十万、何百万という費用は長く見積もっても1年間ほどで無に返ってしまう。ところがデジタルマーケティングは一度作れば、永遠と残り続けるものなのだ。

そのAという商品について一度説明を書けば、リンクから流入してきたユーザーであろうが、キーワード検索したユーザーであろうが、商品を探している消費者であろうが、誰にでも何度でも説明してくれるのだ。

一度、動画を撮ればその累計視聴回数は一生下がる事はなく上がり続ける。ブログの投稿も、SNSの投稿も、twitterのつぶやきだって一生残り続ける事になるわけだ。

次にもう一つ、メリットを挙げてみよう。全てのことがリアルタイムという事も大きなメリットだろう。例えば、ホームページは作成者側からみれば「今」気になる情報をすぐにでもアップする事が出来る。

消費者側は「今」知りたい情報をすぐに知ることができる。そして今、必要なものをすぐに、買うことが出来る。これも大きなメリットの一つだ。

昨今の消費者は、「自分で欲しいものを調べて、情報収集を行い、自分で購買の意思決定をしたがる」傾向にある。つまり、この商品を買おう。という意思決定を自分で行うわけだ。

他人ではなくて、自分が決めた意思決定に反論するものはいない。そうなると次の行動はもちろん「早くお金を払って早く手元に来て欲しい」と思うのは当たり前だ。十分に吟味して自分に必要なものだと判断したから買うのだし、着てみたいし、使ってみたいし、食べてみたいのだ。

そしてパソコンの画面上で悩んでくれる事は、店頭で一人の従業員と1時間ほど悩み、相談されるよりも経営資源の無駄にならないという更なるメリットもある。

 

デジタルマーケティングのデメリット

出典:www.flickr.com

出典:www.flickr.com

一見、いい事づくしのデジタルマーケティングだが、もちろんデメリットもたくさんある。

もっとも大きなデメリットは間違いなく「競合の多さ」に尽きる。

安価で簡単に導入する事ができるほど、新規で参入してくる組織はあとを絶たない。

しかもネットの世界は広く、日本だけでなくて海外からもアクセスがあれば「競合」とは身近な日本人だけでなくなる。

特に日本語の上手い、中国、韓国などはその最たる競合だ。しかも問題は彼らにとって日本という国は正直な話「いいカモ」なのである。

例えばこういう事だ。我々日本人は真面目や勤勉さが取り得であり、深い道徳心を持っている反面、すぐに情報に踊らされてしまうし、自分達が信頼が命と思って商売をしているからこそ、すぐに他人を信用してしまう人種なのだ。

一方、アジアの他国からみれば、ステルスマーケティングでも、広告や商品に嘘を書いても、日本企業のフリをしてもいいのだ。とにかく「売れたら」それでいいという認識を持っている。しかもトカゲの尻尾を切るように危なくなったらサイトを閉鎖してしまえばそれで終わり。

よほど大きな問題、損害でなければ、わざわざ中国や韓国に出向いて企業を批判する事もない。つまり「競合」としてだけでなくネットは「誰でも参戦する事が可能」という事が大きなデメリットであり、注意しなければいけない点なのだ。

次のデメリットは膨大な知識と運用までにかなりの時間がかかり、維持管理も大変。という事が挙げられる。例えば競合が100の動画なり、投稿なりをしていれば101以上のコンテンツがないと消費者は競合にとられてしまう。

もちろん数だけではなくて、その一つ一つのキーワードに対する記事の文字数も100字や200字では検索エンジンから弾かれてしまう。

だから、キーワードを策定して、記事を書き上げ、校正を加えて、写真を加えて、ブログに投稿して、SNSで投稿して・・・という事を100回も1,000回も行わなければ成果を上げない。

つまり、デジタルマーケティングは始めるのは至極簡単だが、それを運用し続けることが大変であり、非常に経費のかかることなのだ。

 

まとめ

デジタルマーケティングの意味合い、生まれた背景、ニーズ、メリット、デメリットについて確認してきた。昨今の消費者に対してニーズがある事は確かだし、マーケティングの仕方によっては中小企業が大手に勝つ事も出来るデジタルマーケティングの世界だが、その運用には想像以上のお金と時間がかかる。

企業でデジタルマーケティングを活用する場合、まず大切な事は中途半端なやり方をしない事だ。中途半端にコンテンツを作成して、投稿してもそれは消費者の「拡散」も商品の「売上」も期待する事はできない。

まずは、当記事の情報だけでなく、様々なメリット・デメリットを確認し、自社のリソースを確認し、目標と無理のないマイルストーンを設定できてから運用する事をおすすめする。

【執筆】 山田 博保 Yamada Hiroyasu

一級建築士としての経験を活かした不動産投資家向けのコンサルティングやWEBサイトを複数運営。株式会社アーキバンク代表取締役。建築・不動産業界に新たな価値を提供する活動を行う。詳細は公式メールマガジンより。Facebookはこちら

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