一つの事業に集中することは重要ですが、ある程度まで大きくなると、ぱっと成長が止まるようになります。
市場規模の問題や、ライバルの出現などでどれだけ頑張っても伸びないなのです。そういった場合に考えるのが事業の多角化です。
多角化には3つのパターンがあります。
一つ目は、
『社内ベンチャー』
これは自社内で新たな事業を起ち上げるというものです。
二つ目は
『他社とのJV』
例えば自社ではできない部分を他社に任せて共同で事業を進めるといった方法です。
三つ目は
『出資』
アイディアと意欲のある経営者や社員に出資をして配当やコンサルといいった形でフィーを頂くというものです。
ではこの中で最も成功し易いのはどれでしょうか?
私は一通り経験しましたが、最も上手くいくのは二つ目の『他社とのJV』です。『社内ベンチャー』はゼロ状態からの出発なので資金や時間が必要です。『出資』に関しても、相当な目利きがなければ上手くいく会社、経営者を見つけることはできません。
一方『他社とのJV』であれば、今自社で行っている最も得意な部分を活用するだけなので時間と資金をかける必要がありませんし、他社のリソースを組み合わせて事業を大きくすることも可能です。
さらに新たな社員を雇う必要もありません。
・マッチング事業
・スクール運営事業
・コンサル事業
私の場合はこの3つの事業を主軸としていますが全てに他社とのJVを絡めています。これらを全て自社で行ったとしたら、何人社員が必要となるか。。想像しただけでもゾっとします。3つ事業があると非常に経営が安定します。
では多角化する時のジャンルの選び方についてですが、これは今やっている事業とは真逆のことをやると良いです。
今までが一発型のビジネスであればその反対のストック型を選ぶなど、陰陽五行で言えば『陰』と『陽』の関係です。不動産で言えば、『不動産管理』と『買取再販』といったところでしょうか。
ですので、ちょっと今の事業だけだと厳しいな。。と思ったら、JV先を見つけて多角化することを検討してみて下さい。
またブログにアップします。ありがとうございました。

一級建築士としての経験を活かした不動産投資家向けのコンサルティングやWEBサイトを複数運営。株式会社アーキバンク代表取締役。建築・不動産業界に新たな価値を提供する活動を行う。詳細は公式メールマガジンより。Facebookはこちら