本日は厚木にある店舗専門の内装工事会社を訪問させて頂いた。一度お会いさせて頂いていたのだが、是非会社へ来てみて下さいということでお伺いすることになった。
代表の方は店舗内装一本でこの道40年以上やられてる超がつくほどベテランだ。1つ質問をすると10ぐらい返答が返ってくるほどおしゃべり好きな方で建築設計が専門分野の僕としては色々と学ぶところも多い。
社長夫婦と現場監理の方が1人、その他職人が2人という合計5人体制で会社が運営されている。設計は以前の職員さんに外注という形で内装総合設計施工で請けることができる会社だ。
事務所の隣には工場が併設されており、建物自体はプレハブで正直あまり綺麗とわ言えず、初見は少し不安であったが、実際には年商1億程度を常にキープされているとうことで、仕事は順調にあるようだ。
アーキクラウドには2ヶ月ほど前にご登録頂き、現状では1件横浜の飲食店を成約されている。長年の経験による感覚と人当たりの良さでお客様に気に入って頂き受注を勝ち取っているようだ。
工場では木製造作などを主に制作されているようだ。立派な設備が整っており、スペースを持て余している感があるので、理由を聞いてみると、過去においては現状の数倍の売上があり、従業員も多かったということだが、現状は規模を縮小し今に至るということのようだ。現状では職人の数も減ってきているということで、制作自体は外注し取り付けのみということも多いということ。
提案資料など色々と見せて頂いたのだが、意外にも元請けでの案件が多いのは驚いた。売上1億でその半分が元請けだとしても年間に10件程度の店舗の工事は実施されていると思われる。
一応ホームページはお持ちだが、正直そこから集客ができるというレベルのものでもない。どうやって新規顧客を獲得しているのか。。。聞いてみると思わぬ回答を頂くことになった。
なんとハガキで集客されているということだ!!
「美容院」「居酒屋」「カフェ」「クリニック」などなど。。ネットで住所を自分で調べて、その住所宛てに上記のような広告をプリントしたハガキを郵送しているということ。
1000枚送れば1件ほど決まるとおっしゃっている。自社のプリンタで行うということなので1枚あたりのコストは70円程度、1000枚送ったとしてもコストは7万円程度。それで1件の内装工事が受注できれば、収支は余裕でプラスになる。
これは業態によってはPPC広告よりも費用対効果は高いかもしれない。社長は仕事が無くなるとハガキを大量に送るという行為を何十年も繰り返して、ここまで生き延びてきたということだ。
では何故ハガキなのか?これも何十年もの検証の結果なのだと言う。よくある封筒に入れたタイプのダイレクトメールだと封筒を開封するというワンアクションが必要なためレスポンスが低いということなのだ。
そして、色々と試した結果最もレスポンスが高いのがこのハガキということ。ハガキであれば開封しなくても裏返すという行為だけで広告を見てもらうことができる。また保存もし易いということでハガキを送ってから半年後に電話が来るケースも多いということ。
特にWEB集客が飽和しているような業態の場合、このような手法は逆に有効なのだと思う。WEBにどっぷりと浸かっている僕にとっては、ある意味新鮮さを覚えてしまった。
ということで、社長が数十年の検証の末辿り着いた手法を細かに伝授させて頂いた。今後自社のサービスでも活用してみたいと思う。
WEB集客の立場から提携工事会社の訪問ということであったが逆にオフラインでの集客法について深く学ばせて頂いた結果となった。世の中には色々な会社があって色々な集客をされているということを痛感した1日であった。

一級建築士としての経験を活かした不動産投資家向けのコンサルティングやWEBサイトを複数運営。株式会社アーキバンク代表取締役。建築・不動産業界に新たな価値を提供する活動を行う。詳細は公式メールマガジンより。Facebookはこちら
山田さん、お世話になっています。
庄司塗装(庄司安彦)です。
普通のWEB会社にHP作成を依頼してはいけない。
とのご指摘、ごもっとも、と心より痛感しています。
そしてまた山田さんとのご縁がもう少し早ければと、非常に残念です。
私のHPが、今、まさにご指摘の真っ只中なのです。
作成についてはお任せください、サポートチームも万全ですとの説明に騙されました。
幾度もの催促でやっと。作成に7か月かかり今年3がつにアップ、
10月も終わりの今、お問い合わせ0サポート0の現在です。
WEBは素人ですのでさらに勉強しなくては。!
分からないから丸投げでは、相手の思う壺になってしまいます。委託するにしても、ある程度の知識は事前つけておく必要がありますね。今後も集客に関する有益な情報を公開していきますので是非勉強を進めて下さい!