アプリで収益を稼ぐには?アプリマーケティング!

誰でも気軽に携帯アプリを作成できるようになった昨今、副業としてお小遣い稼ぎをする方もいれば、お店や企業の売上アップに繋がる試作としてアプリを利用している方もおられるだろう。

または自分のアイディアを形にしたい。人の役に立つアプリを開発したい。と考えている人もいるかもしれない。

特にAndroidのアプリは作成~販売にいたるまでが非常に容易であるから、アイディア勝負で一攫千金も夢の話ではない。しかし参入が容易であればあるほどライバルも多い。今回はそんな競合ひしめくアプリ業界のマーケティングについて確認したい。

 

 

アプリの広告に使われる単語

さて、まずは基本となる単語を確認しよう。マーケティング用語は数あれど、比較的あたらしいアプリ業界となればその単語も真新しく、特にこの業界は英語が多く使われる傾向にある為、覚えておかないと早々にドロップアウトしてしまう。

またアプリはいいアイディア、いいデザイン、操作性も収益を左右する要因ではあるが、まずは顧客に知ってもらわないことにはどうしようもない。

となれば最近は容易になったダウンロード数の分析やどのくらいユニークユーザーが自分のアプリを発見し、そのうちのどのくらいがダウンロードしているのか。といった指標も必要になってくる。その折に必要なのがこれらの単語だ。

インプレッション数(imps):

広告が何回掲載されたかの回数を図る指標。ユーザーが自分のサイトやアプリに流入して広告が一度掲載(見られる)された状態を1インプレッションと呼ぶ。

タップ数:

タップは叩くという意味の英語。掲載された広告をユーザーが叩いた数。

このインプレッション数とタップ数を計算する事で掲載回数に対してどのくらいのユーザーが自分のアプリを叩いたかを知る指標がタップ率(TTR)(タップ数÷インプレッション数×100)である。

この指数が高いほど、ユーザーはあなた、あるいはあなたが広告を委託している企業の出している広告に興味を惹かれており、効果の高い広告を出しているといえる。

コンバージョン:

アプリだけでなくて、マーケティングには必ず「目標」が存在する。もしも自分のアプリやサイトには目標はありません。という方がおられたら早急に改善する事をおすすめする。

コンバージョンは目標達成数と言い換えてもいいかもしれない。つまり、アプリならばインストールされた数であり、ネットショップならば商品を購入される事、あるいはネットニュースを配信していれば会員になった数などといった事をコンバージョンと呼ぶ。

コンバージョン数(CV):

目標を達成した数字

コンバージョン率(CVR):

目標達成割合。コンバージョン数÷タップ数×100の計算式によって求められる。この指標が何を表しているかというと、広告のアプリをタップすればどこかのページに飛ぶ事は想像に難くないとおもう。つまり専用のダウンロードページであったり、商品の決済ページであったりなどだ。

そこに飛んでからどれだけのコンバージョンがあるか。という割合なのでこの割合が低いということは「ツメの甘いページ」という事だ。その理由は様々であるが多くの場合はインストールの仕方が複雑、決済方法が複雑、怪しいページに見える、といった事が考えられる。

クリック単価(CPC):

1タップあたりの金額、計算式はタップ数÷広告費用。単純な話でいえば広告を出している費用対効果の話だ。いくらの広告でどのくらい叩かれたのか、つまりこの数値が低ければ低いほどアプリ作成者にとってはうれしいという事だ。

インストール単価(CPI):

アプリを1回インストールされるまでの広告費用。計算式は広告費用÷インストール数で求められる、これも先のクリック単価と同様に低いほうがアプリ製作者にとってはうれしい。

もちろん、他にも単語は色々とあるがまずはこれらの単語を覚えて、実際に自分のアプリの販促に使っている費用対効果や、問題点などを洗い出してみよう。

 

アプリマーケティングに使われる広告の種類

出典:unsplash.com

出典:unsplash.com

一つの市場が発展すると(この場合はネットアプリ市場)それに付随するサービスが出てくる事は想像に難くないだろう。

いい商品を作れたら今度はその販売方法や、より簡単な作成方法、より発展した商品の開発方法などに頭を悩ませるものだ。

しかし、それらを全て自社・個人で行うことは難しい。なぜならそれぞれに専門性が必要になってくるからだ。特にマーケティングで最も重要になる広告は他社へ委託する場合が多いだろう。

以下は、アプリマーケティングで活用される広告の種類だ。これらの基礎知識も頭に入れておくと自分のアプリにとって最適なマーケティング方法を発見する手助けになるだろう。

リワード広告:

コンバージョンに応じたインセンティブ(報酬)を支払う仕組み。簡単に言えば歩合制ということになる。タップされた数やインストールされた数、会員になった数などに応じて費用が発生する。

※ここで注意点を織り交ぜたい。ネットのアプリや自社サイトへの流入を促すような広告というものは再三お伝えしているように歴史が浅い。

また、国民の多くにとって広告を出す方法も良くわからなければ、経済学などのような専門的研究機関があるわけでもない。

つまり、広告を出す側(委託された企業)から見れば、このリワード広告と言うのは「事実」だけが必要なのだ。契約の取り決めによってマチマチではあるが、例えばダウンロード数で報酬が発生する。という契約だった場合は「ダウンロード」だけしてもらったらいいわけだ。

その方法が、ダウンロードしてもらったらポイント還元をするような仕組みでもいいし、ほかのサービスが無料になるサービスでもいい、というわけだ。もちろんそれは悪い事ともいえない。

ダウンロード数が伸びるのは事実であるし、多額の費用を捻出できればダウンロード数ランキングの上位に登場し、さらに広告効果をあげることもできるかもしれない。

ただし!長い目で見た時の費用対効果は薄く、これによって流入するユーザーは「他のこと目当て」でダウンロードを行う為、ロイヤルカスタマー(太い顧客)にならないのがほとんどである。

もちろん、自社のアプリが素晴らしくてユーザーにとっての利用価値があれば別である。

アドネットワーク広告:

このアドネットワーク広告には大きくわけて2種類の方法がある。インプレッション数に応じたものと、タップ数に応じて報酬が支払われるものだ。後者は俗にクリック報酬型広告などとも呼ばれる。

恐らく、個人や中小企業で初めてアプリやサイトの広告を出す場合はこのアドネットワーク広告を用いる場合が多いと思う。その理由は前述の通りリワード広告を不正に利用していた企業がたくさんあってトラブルになった事と、アドネットワーク広告を出しているのが大手であるからだ。

他の記事でも書いているがネット広告で重要なのは「たくさんの人が見る」場所に広告を出すことだ。たくさんの人が使っているアプリやサイトはそれだけで非常に価値がある。

これは現代でいえば「google」であり「facebook」を引き合いに出すと分かりやすいだろう。そしてその両方の大手がアドネットワーク広告を出しているのだ。しかもこの二つの企業は特にマーケティングが上手い。一度広告を使用してみればわかるが「簡単・安価・目に見える」という3点をしっかりと押さえている。

例えばGoogleAdWordsではどれだけ広告が見られたか、どれだけのコンバージョンがあったのか、という事が一目でわかるし、facebookはどれだけの「いいね」があって、これも同様にどれだけ広告が見られたのかがわかりやすく表示されるようになっている。

さらにいえば、両方ともただ広告を出すだけでなくて、自分が「市場」と考えている所にキチンとアプローチしてくれるのだ。

例えば、あなたの作ったアプリが東京の電車の乗り換え案内アプリだとしよう。それを利用するのはもちろん東京に住んでいる、10代~60代程度までの方だと想像するのは難しくない。一方で大阪や北海道に住んでいる人にとっては必要のないアプリだ。

あるいは、「自撮りアプリ」であれば対象の多くは女性であり、コスメに関するアプリでも同様だ。つまり作ったアプリには想像される顧客が存在されるわけだ。

逆にアプリを多言語に翻訳しているのに、その広告が日本でしか出されなければ翻訳に掛けた費用と労力は無駄なものになる。この辺をよく理解している両社は国、場所、年代、性別などを選んで広告を出してくれるのだ。これが先に示した個人・中小企業が一番に活用するといった理由だ。

店舗アフィリエイト:

出典:unsplash.com

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広告とは呼ばれないかもしれないがマーケティングの一環として、こちらも紹介したい。

端々で登場しているがアプリマーケティングを考える場合、とても重要になるのがその顧客がどのような経緯でアプリをインストールしたのか。ということだ。

例えば10万回ダウンロードされたAというアプリ、1万回ダウンロードされたBというアプリがあったとしよう。このどちらが良質なアプリであるか、お分かりになるだろうか?

この情報だけで、お分かりになる人がいた場合、よほどアプリマーケティングに詳しいか、あるいはあまり知らない人のどちらかだろう。

アプリはその性質上、大きく分けて2つの収入源がある。アプリをダウンロードするのが有料である場合、または月額で顧客がサービス利用料を支払う場合、それからアプリがよく使用されることによって発生する広告収入のどちらかだ。

両方にとって必要なのはロイヤルカスタマー(太い客)だ。たしかにダウンロードに費用が発生する有料アプリの場合は単純に10万回ダウンロードされたAのほうが優れているが近年、有料アプリでダウンロード数を伸ばせるのは知名度の高いゲームである場合がほとんどだ。

これは個人や中小企業で作れる範疇を越えている。となればアプリマーケティングにとって重要な事は「いつも使用してくれる」顧客(ロイヤルカスタマー)の存在だ。この人数が増えれば増えるほど、安定した収益が入ってくる優良なアプリであるといえる。

ではそのロイヤルカスタマーをどう捕まえるか。これはいってみれば昔からの手法を使うしかない「信用を得る」ことだ。アプリの内容もさることながら、サイトからアプリをダウンロードする際にキチンと説明を行ったり、カスタマーに飽きのこないコンテンツを常に開発・配信する努力が必要だ。

「信用を得る」ことに掛けて「対面営業」は最良の方法である事はご理解いただけるだろう。これを行い始めたのがこの店舗アフィリエイトだ。携帯ショップや飲食店といった現実の人がよく利用する店舗に広告をおいて、質問があれば従業員が答える。

利用者からみれば安心してダウンロードも出来るし、店舗からみても広告を置く事は副収入であるし、質問があれば再び店舗を訪れてくれるかもしれないといった副次的メリットが大きい。

確かに、その他の広告に比べれば費用は比べ物にならないが太い顧客を捕まえ、アプリの安定収入化を狙う場合は最適な方法といえるだろう。

 

まとめ

ネットマーケティングの基礎単語や広告の種類、そしてそれに付随する注意点やメリットなどを確認してきた。

マーケティングに必要な広告は、自分の力だけで出す事はできない。それにはシステムのプログラムも知っていなければいけないし、広告を出してくれるサイトに知り合いをつくり、広告のデザインを考え、分析を行い・・などの工程があるからだ。

しかし、他社を頼って委託するのであればその契約内容や、費用対効果もキチンと把握しておかないと無駄金を払うことになるのも事実。冒頭にも述べているが比較的あたらしい業界であるからこそキチンと基礎知識を取り入れてから運用することをおすすめする。

【執筆】 山田 博保 Yamada Hiroyasu

一級建築士としての経験を活かした不動産投資家向けのコンサルティングやWEBサイトを複数運営。株式会社アーキバンク代表取締役。建築・不動産業界に新たな価値を提供する活動を行う。詳細は公式メールマガジンより。Facebookはこちら

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